スマートアグリはさまざまなところで活躍され始めています。
私たちは、大規模農地向け、小規模農地向け、双方について技術開発し農業を支援しています。
1.大規模農地向け支援技術の紹介(沖縄県で実施)
2.圃場規模に適した小型・軽量・低コスト指向スマートアグリIoT
日本の農地のほとんどは数ヘクタール以下の圃場(数ヘクタール未満の農地)です。ドローンをはじめ自動運転トラクターなど大規模な装置の導入が困難な小規模農地向けに安価で簡単に操作が可能なスマートアグリIoTを紹介します。

温度湿度、二酸化炭素濃度など環境情報をリアルタイムで可視化することは、農業支援において重要な技術です。現地に出向く(データロガーで採取)のでは人手と時間がかかってしまいます…
私たちが目指すスマートアグリは、小規模な圃場であっても適用が可能な低コストなIoTシステムです。
- 3つのドメイン
スマートアグリに限定する内容ではありません。システムは3つのドメインで構成します。

・IoT LAN
圃場に設置するセンサーおよび制御用マイコンでLANを構成します。センサーは安価で多数の設置を可能とします。
ゲートウェイ(GW)までの無線通信はBLEを推奨します。LAN内通信の省電力化が狙いです。
・IoT ゲートウェイ
LAN側とWAN側(クラウド)との中継です。IoT LANのセンサーデータをまとめてクラウドへ通信します。WAN側通信は、LTEもしくはLPWAを使用します。
・クラウド
データを集約し可視化します。データベース化することで様々な分析が可能です。Webやスマホアプリをサービス提供します。


IoT LAN内に設置するセンサー、および制御用マイコンは、小型・軽量、低コスト、加えて省電力設計が要求されます。こちらは乾電池で駆動するセンサーです。マイコンソフトウェアから外装ケースまで、わたしたちが開発支援します。